世界の覇権をみてみましょう。全盛期を謳歌した組織体がなぜ滅亡していくのか? そして滅亡期には必ず覇権を争う戦いが起きます。ケンシロウ vs ラオウ のように・・・ そしていつの時代も旧勢力から新勢力へと覇権が移り変わってゆく。 |
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15世紀〜16世紀 スペイン(トラスタマラ朝、アブスブルク朝)のもと「新大陸発見」を成し遂げたスペインは アステカ文明、マヤ文明、インカ文明を次々と制覇、アメリカ植民地獲得などにより興隆を極めていく。 大量の富を得たスペインは「黄金の世紀」を迎え「太陽の沈まぬ帝国」となる。 一方で、プレヴェザの海戦、八十年戦争、アルマダの海戦と次々に敗北した無敵艦隊(皮肉名)により 制海権を失い、王室は破産、オランダ独立により富はオランダへ流入していった。 |
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17世紀、独立を果たしたオランダは、蘭・東インド会社(植民地貿易)を設立し、アジアへ進出。 ポルトガルからは香料貿易を奪取し、オランダ海上帝国と呼ばれるまで成長、「黄金期」を迎える。 しかし、植民地争いでイギリスと衝突。3回に渡る英蘭戦争に敗北し衰退していく。
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17世紀、ルイ14世は「絶対王政」を確立し、ブルボン家の勢力拡大に奔走する。 同時に重商主義政策をとり仏・東インド会社を設立、ブルボン朝最盛期を迎える。 一方で、領土拡大戦争に明け暮れ、王権神授説的独裁、裕福層の流出、特権階級の優遇、ベルサイユ宮殿の建設など フランスの財政は急速に悪化していき、絶対王政は限界を迎え、フランス革命が勃発。 1800年前後、この混乱に乗じてナポレオン・ボナパルトが登場。 強力な軍事国家となり、次々と武力で勝利を治め、普・墺・露を屈服させる。 しかし大陸封鎖に失敗。再ロシア遠征にも失敗し、英にワーテルローで完敗、失脚する。 こうしてイギリスの覇権は確固たるものとなっていく。 |
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18世紀、産業革命によりイギリスは発展、産業資本主義が進展した。 工業化に伴い、労働力・原料などを求め、帝国主義が発展していく。 その一方で対仏戦争に勝利したイギリスは大植民地帝国へと成長し、インド・中国をはじめ、 北米・カリブ・アジア・アフリカ・オセアニアを次々と傘下に治め、イギリス帝国黄金期を確立させる。 しかし、第一次世界大戦による総力戦はアメリカの参戦によりかろうじて勝利したものの、 イギリスは疲弊、植民地の地位向上という結果となり、アメリカに覇権を奪われ、大帝国は終焉を迎える。
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