National failure     
  国家破綻・預金封鎖
  ハイパーインフレ
 

国家破綻、預金封鎖・・・恐ろしい響きですね。
日本は現在、借金900兆円を超えて暴走しています。
いったい我が国はどうなってしまうのでしょうか?


ちょっと歴史をみてみましょう。


   
1922-23 ドイツ:ワイマール共和国
   第一次世界大戦に敗れたドイツは莫大な賠償金を要求される。1/3を国家資産で支払うも、2/3を紙幣増刷により支払おうとした。その結果、物価は大暴騰となりマルク紙幣は大暴落、文字通り紙くずとなる。インフレ率は1兆%/1.5年となり、デノミが実行された。
   
1970〜 トルコ
   1970頃から30年間だらだらと100%/年程度のインフレが続きました。30年間破綻状態であったトルコは、10億トルコリラが1トルコリラとなってしまいました。ビザンチン帝国、オスマントルコ帝国とかつての世界大国も地に落ちてしまいました。
   
1989-98 ソビエト連邦〜ロシア連邦
   ソ連は冷戦時代、軍拡競争を繰り広げ財政が逼迫していた。89ベルリンの壁が崩壊、90-91ソ連は崩壊した。それに伴いロシア通貨ルーブルは暴落、7000%/年のインフレとなる。94デノミ1/1000の実施を行う。欧米はロシア民主化に投資を集中も再度大暴落、98国債のデフォルトとなる。預金封鎖・貸金庫没収などが実施された。ルーブル、東独マルク、ズロチなどの大暴落となった。
   
1989〜2001 アルゼンチン
   1989アルゼンチンは5000%のインフレとなった。92デノミ1/100万を実施。ドルペッグ制によりインフレを抑制するも、メキシコやブラジル通貨危機から、ドルペッグが徒となり、2001成長率-11%まで悪化。国債の暴落となりデフォルトを宣言した。政権は崩壊、預金封鎖の結果、狂乱民衆による強盗・略奪・銀行襲撃などがあった。
   
1990〜2009 ジンバブエ
   1980年、Z$0.68:US$1で発行される。しかし、アフリカの悪名高い小国独裁国家は失政に失政を重ね、事実上破綻、猛烈なハイパーインフレを起こす。デノミにデノミを重ね、そのパーセンテージは計算できないほどとなり、2009.4発行を停止。現在はアメリカドル、南アフリカランドが流通している。
Z$100,000,000,000,000札が話題に。250億Z$=1US$。インフレ率約2億3000万%/年
   
   
1860〜 江戸幕府
   土地本位で石高制である江戸幕府は、経済発展に対応できず、支出が増大、財政赤字になり、貨幣改悪、物価の引き上げに走る。
黒船来航後、表向き金銀両本位であるという貨幣制度の矛盾から金が大量に流出。悪鋳を重ね、インフレ、社会不安を招く。商人への借金、100年返済など信頼は地に落ち、破綻・倒幕となる。
   
  1927〜 昭和金融恐慌
   第一次世界大戦時の好況から一転不況となる。
関東大震災の処理・帝都復興のため震災手形を乱発し膨大な不良債権と化していた。
一方、中小銀行は経営状態が悪化、金融不安が発生していた。
片岡蔵相の「失言」により金融不安が表面化、取り付け騒ぎとなった。
鈴木商店倒産、台湾銀行破綻。
事実上預金封鎖となる、モラトリアム発令、銀行一斉休業などパニックとなる。
   
  1946〜 第二次世界大戦後
   1945.8第二次世界大戦終戦、戦時公債(約現500兆円)が積み上がっていた。
政府は2月に預金封鎖を実行。国債は紙くず、旧円使用禁止、引き出し制限、財産強制申告を行い財産税を徴収する。封鎖中に様々な税をかけ、国民財産を没収した。
   
  1990〜 失われた20年以降
   1990年バブル崩壊以後の経済・金融政策の失政によりデフレに陥った日本は、緊縮財政を行った結果、デフレスパイラルというブラックホールに吸い込まれる。長引く不況に対し赤字国債に頼るだけの衆愚政治を行ってきた日本政府の累積借金額は、2010年なんと900兆(GDP比約200%)という危険水域を突破。2008年頃までは中国、アメリカの好景気に支えられた経済もついにリーマンショック、チャイナショック・ドバイショック、ギリシャ危機という100年に一度の大不況に巻き込まれ、さらにはドル安・ユーロ安という通貨安戦争にも敗北し、1ドル70円台へ。耐えきれなくなった日銀は、大幅な金融緩和策に舵をきる。もがき苦しむ日本を待っていたのは、不幸にも1000年に一度とも言われる東日本大震災であった。
   
  20XX〜 近未来予測(最悪のケース)
  そしていよいよ臨界点を越えた日本は、国債暴落から金利が暴騰、物価高騰が始まり、スタグフレーションという前代未聞の地獄へと足を踏み入れる。世界中から円売り集中砲火を浴び、ハイパーインフレが発生。20XX年ついに1ドル500円を突破する。デモから暴動へと発展し、国内が大混乱となった日本は20XX預金封鎖を強行、デノミ切下げを行う。その頃、アジアでは中国が猛威を振るい日本植民地化計画が持ち上がる。G8,G20から外され、アジアの小島か米領を迫られた日本政府は後者を選択。20XX年USA第51州JAPANが誕生する。
   



とまあ、あくまで最悪の話です。
日本は絶対こうならないと信じています。

が、万が一の場合、私達の生活はどうなってしまうのでしょうか?


ハイパーインフレの定義とは?


経済学者のフィリップ・ケーガンによると
月率で50%以上、年率13000%以上のインフレ

これでいくと、130倍/年ということです。
ここまでなるとちょっと非現実的ですが、

現在リンゴが100円とします。
ハイパーインフレとすると来年リンゴは、13000円、再来年はえーっと169万円也!?
強烈に物の値段が上がるというか、円が紙くずに近づいていくイメージです。
ドルで払うとリンゴは約1ドルですから・・

そして1/10000のデノミを実施したとします。
するとリンゴは、169新円に早変わり!
しかーし、あなたの旧貯金も1/10000です。






その後の世界


もしこうなると世の中どうなるでしょう?
ほとんどの国民は貧困層、乞食同然となります。
治安は極端に悪化。暴動・略奪・襲撃・・水と食糧を求めてさまよう人々・・

十数年前のアルゼンチン、ロシアの姿です。
破綻寸前のギリシャでも現在暴動が起きています。

世界は、次は日本かスペインかハンガリーか?と色めきだっています。

ロシアはGDPの約60%の債務で破綻、アルゼンチンは約50%、ギリシャは130%ほど。
日本はというと、なんと約200%です。

なのに世界最強の円?
20年デフレだからなのか?
本当に大丈夫なのか?



2002年「ネバダレポート」 米政府発行
IMF(国際通貨基金)管理下での日本処理編 
@ 公務員総数・給料30%以上カット、ボーナス100%カット
A 公務員退職金100%カット
B 年金一律30%カット
C 国債利払い5〜10年停止
D 消費税20%に引き上げ
E 所得税課税最低限年収100万円
F 資産税導入
G 預金一律1000万ペイオフ実施
H 財産税30-40%(最終)



日本には技術力がある、五輪もある、神風も吹く
日本大復活を信じて・・・




たけき者も遂には滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ